外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)

外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)


題名の通り、まさに“ハレンチ”な中身の一冊でした。

作者が巻末で書かれている通り“エロ”を元にして、「外務省」というものが紹介されています。

そこの中身は作者が以前、他の作品の中で言われてましたが「本当のようなウソ」や「ウソのような本当」の話がミックスされていて、うまい具合のフィクションに仕上がっています。
一応、登場人物は全て仮名で実在する似たような名前の人物たちとは一切関係のない話・・・、ということでしたが・・・・・
登場する人物の描写や、肩書き、役職、そして作者のこれまでの著書の話を合わせると、なんとなく「あぁ、あの人のことかなぁ」とも分かるもので、その辺りを探るのも楽しかったですね。

外交官、インテリジェンス、スキャンダル、そんな辺りの話が楽しく織りまぜて書かれているので、
まぁ、息抜きにサッと読むには面白い一冊でした。