生卵

昨日の続きだがこんな話がある。
映画「ロッキー」の中の1シーンでロッキーがジョッキ一杯の生卵をゴクゴクと飲み干すシーンがある。
↓↓ロッキーじゃないけど、こんな感じで飲んでましたよね

あのシーンを観て私たち日本人はどう思うだろう?
多分大勢の人は「おッ、生卵を沢山飲んで精力・体力をつけて、こいつやる気だな!」なんて風に思うはず。
しかしこれは“卵生食文化”のある日本人の視点でしかないということだ。

この映画が作られた当のアメリカ、一部(中西部だったと記憶するが)の地域では卵を生で食する事は論外でタブーに近く、ある種の“ゲテモノ喰い”や“悪食”とみられるそうだ。
だからロッキーの生卵シーンを観た場合、「ウワッ!こいつは何て気持ちの悪い事をやっているんだ!度胸があるなぁー」というようになるらしい。

うーん、文化が違えば同じものを観ていても全く正反対の考えに到るということだ。

あまり深読みし過ぎるのは好いことではないと思うが、少しくらい裏を感じてその作品・場面に込められている考えやメッセージを感じて探してみるのもまた違う世界が拡がると私は思う。

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