今日、見つけた一言

昨日から梅田望夫氏の新刊「ウェブ時代 5つの定理〜この言葉が未来を切り開く!〜」を読み始めた。本当は発売と同時に読み始めたかったのだけど、その時にまだ読んでいたものがあったのと、注文先からの発送が遅れてようやく昨日届いたのだ。そして読み始めた。

まだ読み始めなので、感想と言うほどのものは無いのだがこの中紹介されている「第一級のビジョナリーたちの名言」には色々と「ハッ」とさせられるものが多い。紹介されている言葉をの意味を過去の自分の周囲で起こった出来事とすり合わせ、そして自分なりに解釈しながら読んでいる。その中で今日見つけた一言はこれだ

チームワークは木のようなもの。
コミュニケーションが幹の部分を形成し、
根っこの部分には、お互いの尊敬と
共通の目標の認識がなくてはならない。── ゴードン・ベル
Teamwork is like a tree, with communication as its trunk and with mutual respect and recognition of common goals as its major root structures.──Gordon Bell

人が仕事など社会生活を営んで行く上で最も大切だなと感じる一言ではないだろうか。
上の言葉も良いのだが、今日最も私の中で光ったものはこの後の梅田氏のコメントの中に在った。

仕事の本質には、働く喜び、楽しさ、幸福感といったものがあるはずです。そのためには、信頼し、尊敬できる人とともに力いっぱい働くこと、よいチームで走ることがたいへん重要なことです。
ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!P.84より

「よいチーム」についてもこの少し前に次のようにある。

自分にはない異質の才能を持った相手を認め、高く評価してはじめて、互いにまったく違う仕事を違う論理で進めていても、一緒に全力疾走することができます。お互いに尊敬し合える関係がベースにあってはじめて、共通のゴール意識を持ってチームとして突き進むことができるわけです。
前掲書 P.83〜84

今の時代、中々相手を心底尊敬・信頼しあうことは多くあるのだろうか?ともすれば、同じ環境で働く相手に嫉妬などの負の感情を持ちながらも、上辺だけは平静を装い共に仕事をしていることが多いのではと思う。それに、「自分は自分、他人は他人」と自分以外の何かを認めない、融合させないことが多いだろう。
だけど、上の梅田氏のコメントには先ずは「相手の存在を認める」という、「寛容」や「多元主義」的な精神が含まれておりこの部分に私は大いに共感する。

まだ読み始めたばかり、この後どれくらいこういった「言葉」「名言」達と出会えるのだろうか?とても楽しみである。

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!